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動物愛護法入門〔第2版〕─人と動物の共生する社会の実現へ─
東京弁護士会公害・環境特別委員会 編
2020年09月16日発行 A5判・236頁
ISBN:9784865563870
価格 : 税込2,530
円(税抜:2,300
円)
動物愛護法関連
2019年に大幅改正された動物愛護法に完全対応させ改訂!
本書の特色と狙い
マイクロチップ装着の義務化、生後56日齢以下の幼齢の犬猫の販売規制、動物殺傷罪等の厳罰化など、2019年に大幅改正された動物愛護法に完全対応!
動物の殺処分をなくし、人と動物の共生する社会を実現するために、行政、動物取扱業者、飼い主、獣医師等の関係者が果たすべき役割を、動物愛護法に基づき解説!
終生飼養の責務、動物取扱業者が販売時に説明すべき事項、週齢規制、行政の引取りなど、ポイントとなる点については、特に詳しく解説。
コラムや、動物愛護にかかわるさまざまな立場の方のヒアリングも織り込み、幅広い内容。
ペットの飼い主の方、動物愛護団体の関係者の方、動物取扱業の関係者の方、行政の担当者の方、動物愛護に取り組む弁護士など、動物に携わる立場にある方は必読の1冊。
編集担当者から一言
動物は、民法上「物」であり、人権のような権利は認められていません。しかし、動物愛護法では「人と動物の共生する社会の実現」を目的としており、動物福祉の視点からの規制が定められています。動物を思いやる気持ちは、人間社会にも通じる重要な視点だと思います。
本書の主要内容
第1章 ペットの殺処分をめぐる状況と動物愛護法
1 動物殺処分の状況
2 動物愛護法の制定と改正の経緯
3 動物愛護法に関するさまざまなルール
第2章 動物愛護法の解説
1 動物愛護法の考え方・理念
2 動物取扱業者
3 飼い主
4 行政
5 獣医師
6 罰則
第3章 動物愛護法の課題
1 数値規制
2 緊急時の一時保護
3 実験動物の取扱い
4 飼い主のいない猫の繁殖制限──地域猫活動
5 不妊去勢の義務化
6 動物取扱業者の適正化──登録制と許可制
7 自治体の収容施設
8 ペットの高齢化
資 料
1 動物愛護法の2005年改正・2012年・2019年改正の主な内容
2 動物愛護法(全文)
3 犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟「第一種動物取扱業者における犬猫の飼養管理基準に関する要望書」